住宅会社の「現場力」をチェックするステップ3つ

住宅会社の「現場力」をチェックするステップ3

ここで、私が良い住宅会をチェックするときの3つのステップを紹介しましょう。

①会社ホームページを見る

住宅会社のホームページや広告を見て、その会社が現場改善の取り組みに力を入れているかどうかをチェックする

住宅会社が現場改善に取り組むには、大変な手間とコストがかかります。それでも労力をかけて現場を改善するのは、今よりもっと、お客様から信頼してもらえる住宅会社を目指して、他社との差別化をはかろうとしていることのあらわれです。

ですから、現場改善に取り組んで成果を出している会社は、そのことをホームページや広告で広報し、「当社はここが違います」とアピールしています。

ホームページならば、”お知らせ”や”ニュース”といったページに、現場改善に対する取り組みの実例やスケジュール、研修などの記事がアップされているでしょう。

中には、住宅会社は現場が基本、現場をきれいに保ち、現場のマナーを良くするために努力し、現場の安全を守ることで、品質が良いことを当たり前だから、宣伝する必要なんてないと考える住宅会社もあるかもしれません。

そういう住宅会社は、ホームページや広告では現場について言及していないかもしれません。しかし、その会社の現場に行ってみれば、その住宅会社が本当に現場を大事にしているかどうかはわかります。

結局、現場こそがすべての原点なのです。

②現場を見る

ここで紹介する現場チェックポイントには、道路から見ただけでも確認できるポイントがたくさんあります。自社の近くで建築中の現場を見つけたら、その建築現場を道路から眺めてみるとよいでしょう。

③現場視察をお願いする

気になる建築現場があったら、現場で作業している職人さんに声をかけてみて、見学させてもらえるかどうか聞いてみます。

「同業他社には現場なんか見せるものか」という思い込みをしている人が多いですが、私の知る大手ビルダーでは他社の現場視察をこころよく受け入れています。

もし、「関係者以外の立ち入りを拒否している」などの理由で、その現場の中を見学させてもらえないと場合は、見学が可能な別の会社をあたってみることをおススメします。

現場を大切にしている会社は、”現場=ショールーム”という考えを持っているため、お客様に限らず他社の人間にでも現場を案内して、現場管理の大切さを伝えたいと考えています。ですから、現場の視察を理由もなく断るようなことはないはずです。

また、運よく現場を視察できたならば、職人さんの身だしなみや見学者への対応などに注目してみてください。そして、現場管理について聞きたいことがあれば、職人さんに質問してみてください。

現場を大切にしている住宅会社では、現場でのマナーの研修を定期的に実施しており、協力業社の職人さんたちにも参加してもらっています。身だしなみの基本や挨拶の仕方、お施主様や見学者への対応の仕方などを研修で学んでいる職人さんは、そうではない住宅会社の職人さんとはマナーがまったく違いますので、一言二言話すだけですぐにわかります。

そして、見学時に素晴らしい対応をしてくれた職人さんがいる住宅会社に出会ったら、ぜひ、ベンチマークしてください。

本当に現場管理を徹底している住宅会社は、いつ何時、何回視察に行っても、完璧に近いきれいな現場で、そこで働いている人たちが気持ちの良い対応をしてくれるはずです。

また、現場を大切にする良い住宅会社のチェックポイントにしたがって現場をチェックすれば、住宅会社のお客様に対する姿勢は見えてきます。

ただし、注意してほしいのは、責任者が事あるごとに現場を細かくチェックし過ぎることです。あまり重箱の隅をつつくようなことばかりしていると、社員や協力業社の職人さんは嫌になって離れていってしまうかもしれません。

それでは、良い現場管理とは言えないのです。

たとえば、大雨の日に建物の 骨組みの部分をシートで囲っていなかったため、柱や床がびしょ濡れになってしまったとします。骨組みがびしょ濡れになってしまうことがわかっていながら、シートもかけずに放置するのは明らかに問題です。

しかし、ほとんどの住宅会社は、前日もしくは当日の早朝の時点で降水確率を確認して工事を進めています。急に天気が変わりパラパラと雨が降ってきて、建物の骨組みが濡れはじめたのを見て、現場で怒鳴ったりするのは良くありません。

降り始めのパラパラ雨に濡れる程度であれば、入居後に柱や床を水拭きしたのと同じ程度の濡れ方ですから、そこから現場の全員でシートがけを行えば大丈夫です。問題なのは、雨が強くなっても誰も判断しない、誰もリーダーシップをとらないまま、シートをかけないでいて時間が経過することです。現場監督がたまたまいなかったりすると、往々にしてこういうことが起こります。

そもそも天気予報は100%当たりませんので、住宅会社が絶対に建物の骨組みを雨に濡らさないというのは不可能です。

完璧な人間などいないように、どんなに良い住宅会社でも、現場では多少はミスが起きることもあります。ただ、現場の状況をタイムリーに把握して、スピーディーに対応策をこうじることができれば、現場管理は改善されます。ミスを1つ見つけても、”100ある作業のうち、99がきちんと管理できている”ことで、あわてず冷静に対処することもできるでしょう。

ミスの全くない住宅会社になるのは不可能です。

常時、現場でミスが起きないように現場の状況を把握しつつ、ミスが起きた時には、その状況をいち早くつかんで社員や協力業者の職人さんと連係して対処にあたることができる。

そんな住宅会社と現場が増えることを心から願っています。

私はこの善循環を生み出すために、コネクトカメラの開発・運用を進めてきました。

「現場を改善し、お客様の満足度100%を実現する」を目標に掲げています。

お客様からの信用・信頼を獲得するために、最小のコストで「現場改善」の善循環サイクルをつくり上げる方法に興味はありませんか?あなたのお時間を20分ほど、私にいただければ、同じような、もしくは、さらに良い結果をあなたが達成する方法をお教えします。

「現場改善」の主たるテーマは次の4つです。

  1. きれいな現場をつくる → 環境整備
  2. より良い品質の家をつくる → 品質管理
  3. 事故のない現場をつくる → 安全管理
  4. お客様、近隣住人が喜ぶ現場をつくる → マナー教育

ただし、この4つを実感するのに大変な管理コストが発生しては意味がありません。現場監視カメラなら、最小の管理コストで最大の改善パフォーマンスを実現することができます。

それと同時に何やら難しいと思っていたであろう「建築DX」まで進むので、まさに一石二鳥と言えるでしょう。

さあ、現場リアルタイムカメラで現場監督さんと工事業者さんの現場教育を徹底的にやる時が来ました。

視聴時間・視聴人数 無制

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